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それにはあまり意味がない

明日の朝、目覚めるための夜の過ごし方。

UTADA UNITED 2006 / 9/9代々木体育館初日


何故だかわかりませんが、ふと気づけばチケットを握り締め、代々木体育館への道筋を歩いておりました。そうなんです、永らくお慕い申し上げていた宇多田ヒカル様のライブに行って来たのです! 初生ウタダに緊張しつつ入場。席は二階スタンドだったのですが、会場の構造上、後ろの方のアリーナよりもかなり見やすく、上からステージを見渡せる良席で。そんな感じで一人浮き足立ちながらそわそわしている内にいよいよ開演。


01. Passion


6年ぶりのステージは夫プロデュースの映像と相まって、幻想的に幕を開けました。会場も大歓声で出迎えるというよりも、これから始まるライブに身を任せようという雰囲気。初っ端からこの曲が来るとは思ってなかったんで、こっからどう展開してくのかという思いも含めてヒカルさんに釘付け状態。


02. This Is Love


思考停止状態で宇多田さんの歌に惚けていると、ガツンときちゃいましたこれ。今回のアルバムの中では屈指のノレる曲という事で会場の熱気も一気に上昇。あえてこっちを一曲目に持ってこないツンデレヒカルさんが大好き。


03. traveling


続けざまにこの曲。「みんな踊りだす時間だ」ってもうこんなの踊るしかないじゃないか。ヒカルさんもステージを所狭しと、とはいかないまでも積極的に動き回って客席を煽ってきます。改めて「宇多田ヒカルがそこにいる」事を実感。


04. Movin' on without you

この時点で、矢継ぎ早に繰り出される曲達に早くも圧倒され始めちゃってきてます。この曲当時から好きだったなぁ。イントロ来た時グッと拳を握り締めちゃってたからね。ここまでの三曲は踊れるアレンジがかかってて、会場がクラブと化していましたよ。クラブ行った事ないのに知ったかしましたけども、雰囲気としてはね。


05. SAKURAドロップス


ステージ後ろが大きなスクリーンになっていて、そこと前面の可動式の液晶画面に夫作成の映像やらライブ映像が写されてるんだけども、それだけぢゃなくてレモン型のステージ自体にも映像が映るようになっているという凝りよう。照明なんかもかなり凝っていて、前回までのツアーからさらに進化しているなという印象を受けました。この曲でもステージがピンク色に染まって、宇多田さんが大きな桜の一片で歌っているような感覚。幻想美。


06. FINAL DISTANCE


歌うウタダ。しっとりした曲調に合わせてか、この辺から周りが座り始めた為、私も一緒になって座る。何というか、ヒカルさんの曲も歌声も優しいんですよね。生だとそこがよりはっきりと感じられた気がします。胃もたれしない感じ。


07. First Love


凄いものを見たよ。喉の調子が悪かったのか、はっきりいってこの曲はしっかり歌えてなかった様にも思う。それでも。感情を鷲掴みにされたようで、グッときたし、涙が出た。それだけものすっっごい歌唱だった様に思う。声の出ない高音を必死に身をよじらせて、何とか歌おう声を出そう届けよう伝えようとする宇多田さんの姿。それは何万という人の前で、素のまっさらな宇多田さんを晒しているようで。そこに人間としての宇多田ヒカルを感じる事ができたし、客席と舞台の垣根を越えて、すぐ隣に彼女がいるような感覚がありました。その姿から片時も目が離せなかったし握り締めた両手にはすっごい汗かいてたし、とにかく宇多田ヒカルそのもののパワーに完全に飲み込まれた一曲でございました。ある意味今日1。


08. Devil Inside

09. Kremlin Dusk

10. You Make Me Want To Be A Man


映像と詩のコラボがあって、英語詩のこの三曲。映像と詩は時節柄、劇場版エヴァンゲリオンの予告といっても通りそうな感触。この三曲はまた手触りの違う曲でしたね。英語版utadaはちょっと攻撃的なイメージ。柔らかさ、ちょっと控えめ、みたいな。


11. Be My Last

ここからはチェロを交えたアコースティック感覚のコーナー。響くウタダ。宇多田さんの歌声ってフェイクの入れ方もあってかすごい情念篭って聞こえますよね。だからバラードが凄い映えるんですけども。この曲もCDとはまた違った肌触りになってましたね。


12. 誰かの願いが叶うころ


はい泣いたー。泣いちゃったなー。この曲にはもう素直にね、感情が揺さぶられちゃいましたね。やっぱ生だわ。良いね生。ipodとかさ、CDとか、やっぱ小さな箱なんかには音楽は閉じ込めきれないよ。いや、我がipodちゃんは愛してますけれどもね。親馬鹿。


13. COLORS


色とりどりで良かったと思います。


14. Can You Keep A Secret?


こっから再び盛り上げにかかる宇多田嬢。シングルどれ切っても盛り上がるのはズルイというか何と言うか、さすが。ここのギターは絶品やったねぇ。艶かしいウタダ。


15. Addicted To You


遂にきたねこの曲。この曲に、ずっとずっと私は恋焦がれてきたのです。長年の想いを経て遂にご対面。お前に首ったけやったんやで、なんて思いつつ。関西人じゃないのに。


16. Wait & See ~リスク~


ここにきてまだまだこんな曲を温存しておけてるのが凄いよ。曲毎にいろんな思い出が甦ってくる様で。思えば宇多田さんって私の青春ど真ん中なアーティストさんなんですよね。だからこその思い入れがあってさ。そんなこんなで、何故だか前に代々木でoasisのライブを見たのを思い出しちゃいました。両者とも王道というか、どの曲にも説得力があり過ぎるというか、何となく共通点があるように思えて。長く聞き続けられる曲を作ってくれてるからなのかなぁ。


17. Letters


そんなヒカルさんをもってして「私がこの数年で作った曲の中で一番好きな曲」と言わしめたのがこれ。私もめちゃ好きな曲だったし、このツアーでこれを聞けるとは思ってなかったのでかなりグッときましたね。っていうかね、中盤で結構きつそうだった喉が、明らかに復活してたのが凄い。この人てやっぱ底知れないよ。


18. Keep Tryin'

後半に入ってからは、スクリーンには凝った映像ではなく、宇多田さんがただただ歌っている姿がずっと映し出されていました。それはもうただただ圧倒的で。会えない日の恋しさも側にいる愛しさも、もう目の前の「宇多田ヒカル」に託して、全部ひっくるめてLOVEなんです。よくわかんないけど。


~アンコール~


アンコール中は客席の映像がスクリーンに流れたんですけども、あんなに長い事客をフィーチャーしてる公演は今まで見たことなかったかもしれない。


19. Automatic

そこできたこの曲。本当に無邪気よねヒカルさん。ここでこの曲ってなかなか持ってこれないですよ。ベタだしね。やっぱこう代表曲と言うか初期の曲をライブで演らない人って多いと思うんです。でもそこをあっさりと覆せるのが、うん構えてないと言うか嘘がないというか、そんな姿勢が見て取れるような気がします。MCも含めて、本当に「宇多田ヒカル」がそこにいる側にいるっていう感触が公演通して感じられました。


20. 光

最後の最後で、宇多田ヒカル史上最高の曲(個人的に)。何この多幸感。こんなに幸せな空間って他にある? って感じ。本当にほんとに曲も演奏もこの空間ももちろんヒカルさんも、あぁもう大好きだ。君という光にもう包まれてるよね包まれちゃってるよね。


そんな感じで本当に幸せな気分だけを残して、公演が終わりを迎えました。彼女の歌をもっとずっと聴き続けていたいというか、まだまだ全然聴いていられる気分でした。どんどん疲れが取れていくような感覚というか。そんなこんなで相変わらず気持ち悪いくらい長々と書いてきましたけども。宇多田ヒカルを再確認できたというか、生の、飾らない「宇多田ヒカル」がそこにいて、彼女の素の感情を感じられたような気がします。本当にね、引きこもりな彼女な訳ですけれど、無理しないペースでずっとずっと音楽を続けていって欲しいし、時々でいいからこうやって直に触れ合える機会を作って欲しいなぁと。もちろんテトリス大会とかでもいいんだけどさ。


あーやっぱ好きな人に会えると、幸せだ。幸せだね。