それにはあまり意味がない

明日の朝、目覚めるための夜の過ごし方。

「NAI」

 

最近、言葉の使い方の難しさをよく考えます。同じ言葉でも、それが書き言葉なのか話し言葉なのか、はたまた話す間だったり行間を読む事でその意味ががらっと変わっていってしまうから。


℃-ute 村上愛 脱退』

http://www.helloproject.com/newslist/murakami_0611011700.html 



「学業に専念する為」 そこから僕らは何を感じれば良いのでしょうか。いや、本当はね、答えはそこに書いてあるんですよ。「普通の中学生の生活に戻る決心」 そうです。これから彼女は普通に学校へ行き、普通に友達と笑いあったりケンカしたりして、普通に部活を楽しみ苦しみ、普通に恋愛をして、普通に青春を楽しむんです。答えはそこにあるんです。でも、なんだろう。普通って何なんでしょうね。


今、普通の学校生活の場では「いじめ」が問題になっているとメディアで騒がれています。その対策について、大人達は必死に議論しています。でも「いじめ」って何でしょう。曖昧ですよね。酷く曖昧だ。多分、それは言葉の使い方が間違ってるんであって。正しくは「暴行罪」だったり「傷害致死罪」はたまた「殺人罪」だと認識してみれば、自ずと対策は見えてくると思うのです。じゃあそういう罪にならない、例えば陰口だったり無視だとかはどうなるんだってなりますよね。でもね、そんな事すら解決できない教師や親だったり、そんな大人たちに囲まれてるんじゃ子供もお先真っ暗なんですよ。必死になってないんだよ、子供を守る事にさ。


そこに変質者がいるんです。そこに危険な犯罪予備群がいるんです。でも、世の中はその集団に「ストーカー」という名前を与えました。それは確かに屑なんだけれど、何か曖昧な存在としてじっと世に潜んでいます。世界のどこにも14歳の少女に付き纏って、そのセイカツを切り売りしていい権利はないんだよ。ね。それはプロの出版社だって同じ。表現の自由という権利があるのなら、何を持って表現とするか考える義務があるはずで。みんながみんな権利ばかりを主張する世の中は何か変だし、息苦しい。息苦しいよ。


きっと。いや、これは僕のただの妄想でしかないけれど。きっと、彼女も息苦しかったんだと思う。水の中でずっとずっと、何かに絡みつかれていて、水面からは綺麗な太陽の光が射し込んできて。それを、掴みたかったんだと思う。彼女のご両親も、きっと最後の最後で必死になって彼女を守ったんだよ。その水の中から彼女を引っ張り出して、大きな愛で抱きしめたんだ。やっと、大きく息を吸って。今、そこから何が見えますか?


「好き」とか「愛してる」とか、そういう言葉。ファン達はこういう言葉をすんなりと、ごく自然に使いたがるけれど。いざこういう事があると、やっぱりその覚悟みたいなものが問われるよね。個人的にはアイドルファンをする事に覚悟がいるだなんて露にも思わないタイプなんだけど。「アイドルは恋愛するな」とか「プロなんだから隠し通せ」とか、そういう言葉を大の大人達が14歳の女の子に向かって浴びせつけてる事実。そんな言葉を発してる、そのお前の同じ口から出てる「愛してる」って、何。何の意味があんの、それ。アイドルっていうイメージの集合体の、その良い面だけを見て、見続けて、それが全てだと思い込んで。勝手に恋愛するんならそれなりに覚悟決めろってさ。生きてるんだよ、それ。


言葉は悪いですが、バカを遊びの輪に加えると途端にその場がつまらなくなっちゃうんですよね。みんな安全なラインにルールを設定して、そこをギリギリ踏み越えるか超えないかを楽しんでいるのに。まぁ一言にバカって言っても、良いバカと悪いバカがいて。良いバカはその設定したラインを、全然違う方向に飛び越えちゃうんですよね。だからその遊びに幅が出てきて、新たな魅力だったり楽しみが発見できるんです。でも悪いバカはそれがわからないから、ただルールを無視してぶっ壊しちゃえば楽しくなるんじゃないかって考えちゃうんですよ。確かに壊してるときは楽しいんでしょう。でも壊した後、そこにはもう何も残らないんですよね。せっかくみんなで積み上げてきた楽しさだったり努力だったり、思い出とか可能性とか、そういう何もかんも全てが。


こうして書いてきたのは、どうしてもこれが対岸の火事だとは思えなかったからなんですよね。いや、自分の好きなアイドルも同じ目にあったらどうしようとかそういう次元じゃなくて。こんなんが許されるんだったら、もうそれってただの足の引っ張り合いじゃないですか。ネットに個人情報晒されて、社会的な地位を抹消されて。少なくとも彼女はこれからやるべき事もあって、それを待ってるファン達もたくさんいたのに。社会的なモラルが低下して、何か曖昧なままの悪意がそこかしこに潜んでいる、そんな世界。一般人だってもう何がキッカケで社会的に殺られるかわかんなくなるよ? いや本当に。このニュースを見て何だか凄く悲しい気分になったので、酷く感傷的な文章を書きました。反省。


「NAI」 作詞:吉井和哉


何もないあなたと 何もないわたし

燃えるほど愛し合って 結ばれてるのに

キリキリ胸が痛むのはなぜだろう?

どこかに消えてしまいそう

今にも


公園でチョコを食べて 木もれ陽を浴びて

木枯らしの中を走る 長いコートのあなた

キリキリ胸が痛むのはなぜだろう?

どこかに消えてしまいそう

今にも


ええ な な 何もないあなたと な な 何もないわたし

な な 何もない世界で な な ながいくちづけを


二人の背中に描いた同じ形の

キレイな色の十字架 ならべて眠った

幸せだけど怖いのはなぜだろう?

すべてが消えてしまいそう

今にも


目の前が真っ白に光ってあなたが

線だけになってしまう 夢見て泣いたの

溢れる時と涙 あふれる愛と涙

何もないあなたを

ずっと抱きしめて


そう な な 何もないあなたと な な 何もないわたし

な な 何もない世界で な な ながいくちづけを

な な 何もないあなたと な な 何もないわたし

な な 何もないあなたが な な な な な な

ない ない ない ない ない ない ない ない ない ない 

ない ない ない ない ない ない ない ない ない ない


ない