それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

「17歳の肖像」(AN EDUCATION)

@TOHOシネマズシャンテ/監督:ロネ・シェルフィグ


 中高生が持っている、もしくは僕たちが等しく持っていたであろう純粋さや、その自分の中にある純粋さへの嫌悪感、他人とは違う何者かになりたいという欲求、そういう10代特有の青臭さや無邪気さ、傲慢さを描いた作品。中2病だね。自分の「経験」を己への「教育」にできるかどうか。人生においてどうしたって受動的にならざる得ない局面はやってくるのだけど、それをいかに能動的に行動できるのか否か。それは学生だろうが社会人だろうが、変わらないテーゼであるように思う。

 全ては「Action is Character」という作中のセリフに尽きるのだけれど。

(2010のえいが その6)