それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

HKT48 vs NGT48さしきた合戦 #12 最終回感想

いよいよ最終回を迎えたさしきた合戦。山田野絵さんの覚醒やおかっぱちゃんこと高倉萌香さんの台頭、加藤美南さんの成長と覚悟、山口真帆さんの無自覚なエロスと儚げなセクシー女優感をはじめとした、NGT48メンバーの魅力の萌芽が見られた12回だったと思います。HKT48に関しても、ドラフト2期生が「戦える」ことを証明し、先輩メンバーが5年目の深化と進化を見せた有意義な番組でした。

目隠しチャンバラ

1回戦 宮脇咲良 VS 山口真帆 グループ1の運動オンチ対決!

宮脇さんのバラエティ勘が天才的。目隠しをして刀を拾ってからチャンバラをするこの企画。最初に床を触って刀を拾えなかった時点で「相手の刀を奪うボケ」を思いつく発想力、そして「叩かれそうで怖い」リアクションを取りつつボケのゴールへ向かっていく瞬発力。ちょっと芸術的ですらある一連の流れがありました。

 

そんな宮脇さんへ、指原さんが対決前に「ふざけるモード入ってるもん」というガヤを入れていて、指原さんの宮脇さんのバラエティ力に対する信頼感を感じました。「必ずボケて場を盛り上げてくれる」という期待と信頼がないと、このガヤは入れられないですから。その上で、対決後にしっかり「咲良! 人の物は取っちゃダメって言ったでしょ。人の物取り過ぎ。2回も取っちゃったから」とボケの説明をしつつ丁寧にツッコむ指原さんのバラエティ力も、やはりとんでもないものがあるのです。 

2回戦 村川緋杏 VS 高倉萌香 おかっぱ対決!

高倉さんは天然で緋杏さんは自覚的。バラエティにおける緋杏さんは、発言もきっちり手数を出してるし、コメント・リアクションの切り口も割といろんな球種を投げてくる印象がある。おかっぱキャラの印象が強いけれど、どちらかというと、視聴者・観客に対して爪痕を残すことへの積極性とトークへの意識の方が評価したいポイント。当然、対決前に意気込みを聞かれた高倉さんの「みんなに託します」と一言で全てを持っていく「あの感じ」も凄まじい武器であることは間違いないのですけど。

3回戦 指原莉乃 VS 北原里英 大将戦!

 チャンバラの格好自体を恥ずかしいと否定する指原さんはシェケナベイベー。大ベテラン2人がシンプルにチャンバラしてたのが愛おしかったです。

リーダー玉入れ

まさかの最終回にしてナレーションベースで処理。まぁ、玉入れだし。ボケる要素少ないし。致し方ない。

恐怖のビリビリスイッチ

黒ひげ危機一髪的な感覚で、8つあるボタンの中から電流の流れるものを避けるゲーム。だったのですが、かとみなが一発で電流を放出させる奇跡。きたりえ感電。ウナギイヌだけに。ということで、最後の対決へ。

じゃんけん

 かに。指原さんがじゃんけんで勝った瞬間に、かにが画面上に登場しました。こればっかりは言葉は要らないです。ぜひ映像にて、村重ガニをご堪能ください。くそおもしろいので。

 

勝者:HKT48

 

勝者にはすしざんまいのご褒美。敗者であるNGT48は普通のおじさんが握ったカッパ巻き地獄。そこでどんな会話が繰り広げられたのか、続きはHuluにて、やってないのでDVDを買ってみてください。

 

といったところでさしきた合戦終了。食少女でも再確認しましたが、全体を通して指原さんと北原さん、お2人の存在感をまざまざと見せつけられました。まさに2本の大黒柱。立場は変われど常に成長し続ける様子、周囲への気配りと視野の広さ、背負っている責任の大きさと重さ。その背中を見て成長していくHKTもNGTも、ここからさらにでっけぇアイドルグループになっていくんだろうと確信しましたし、行く末が楽しみにもなりました。HKT・NGT合同ライブが行われるその日まで、しばしの別れ。

 

(2016.03.28放送 HKT48 vs NGT48さしきた合戦 #12最終回)