それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

「ガウディ・アフターヌーン」

スペインが舞台のミステリー?コメディ映画。

ガウディとは建築家で、彼の作品が多く立ち並ぶバルセロナで物語が進んでいく。


最近は小難しい映画より、気軽な映画が好みになってきた。パイレーツオブカリビアンを今さら見て、ジョニーデップの真似したりとか。それくらいの軽さが心地よい時期だったり。素直に楽しめる作品っつうのは重要です。


この映画も「気軽に」楽しめる小品といった感じ。ていうか、変な映画。出てくる人物だったり設定を微妙に外してきてて、いわゆる「変わった」人たちが出てくるドタバタもの。どことなく漂うゆるさが気持ち良く。女装癖の夫にレズの妻、ゲイのマジシャン等、クセのある人物達。彼らの人間臭さというか、汚い部分が垣間見えてくるんだけど、それほど後味悪くなく見れる。その辺はスペイン風味が効いてるのかどうか。作品通じての変な空気感・雰囲気・テンポが魅力的。


狙わずに変な空気感を作り出せるのは才能だよなぁと思います。狙ってないから、変な中にも心地良さが残ったのではないかなと。