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それにはあまり意味がない

明日の朝、目覚めるための夜の過ごし方。

脱・恋愛至上主義


先日、サークルの飲み会に参加してきました。私のサークルの女性達というのは基本的に残念な娘が多いのですが、その日はそこから厳選された残念な子達が飲み会に集まってきたようで。そこで繰り広げられていた会話を聞いていて、最初は笑う事も出来ましたが徐々にそれもできなくなってきてしまって。


「友達の中で告白されたことないの私だけ」

「モテたいか、モテたくないかわからないけど、彼氏は欲しい」

「でも合コンとか嫌だよね」


それにしても、私は思うのです。果たして恋愛というものはそんなに人生において大事なものなのか、と。彼女達の頭の中にはananやnon-noといった女性誌を筆頭に、ドラマや様々なメディアから恋愛の楽しさを刷り込まれています。言ってみれば現代の世の中というものは、恋愛至上主義社会といっても過言ではないでしょう。恋愛というものがあるからこそ、デートスポットには人が溢れてファッションにも気を使うし女性誌は特集を組むしドラマもヒットすりゃそれこそチョコも売れるですよ。日本の資本主義というものは「恋愛至上主義」を世間に刷り込む事で消費を生み出している訳であり、そこに入り込めなかった彼女達のような存在は、意識の中では恋愛という鎖に縛られているものの、現実には恋愛をする相手もおらず、悲しさや惨めさだけが心に残っていくわけです。


しかしながらそれでも私たちは生きていかなければならないので、こんな世の中を超超超超良い感じに過ごしていくためには恋愛革命が必要だと思う次第なのです。生きていく上で、やっぱり精神的・肉体的な支えとなる存在は必要だと思うんですね。それの一番わかりやすい形が結婚であって、それに至るまでの過程が恋愛であるはず。が、現在の社会は決してそういう状況にあるようには思えません。という事で、私は「お見合い」を彼女らに勧めてみました。返ってきた答えは予想通り「お見合いとか何か嫌だ」というもの。と言っても、彼女らの頭の中にある「お見合い」のイメージとはたかだかドラマの中で繰り返されるイメージの集合体でしかないのです。恋愛ドラマでよくある「親にどうしてもと頼まれて行ってみたら、冴えない男が待ってる」っていう、例のあのパターンです。そもそも「お見合い」をして、それがそのまま結婚に辿り着くケースというのは稀です。お見合いをきっかけに「結婚を前提とした」お付き合いをした上で、お互いの合意があって初めて結婚に至るわけですから。もちろんお互いの性格が合わなければ別れる事だってありますし。それは言ってみれば極々普通の恋愛における過程であり、恋愛結婚・お見合い結婚等という分類に騙されてはいけないのです。


合コンはしたくないけど彼氏は欲しいっていうのは「合コンとか軽はずみな出会いはしたくなくて、真剣に私を愛してくれる人がいつか突然私の目の前に現れるはず」って事でしょ? 合コンが不真面目な出会いだっていう時点で彼女らの恋愛未経験っぷりが出てると思いますが(私も合コンした事ないですけどね)、お見合いを勧めると「それはちょっと。結婚とか重い。結婚はまだ早いなぁ……」等という答え。ちょっと待てと。「私の事だけ真剣に考えてくれるような人が理想なんだけど、合コンとかは何か自分を安売りしてるみたいで嫌だし、かといって私と付き合っても結婚とかそういうの持ち出さないでね。」って、お前どんだけ良い女ぶってんだよと。結局は確立の問題で、自分と肌が合うタイプの人と出会うためにはとにかく多くの人と出会わなければいけない訳ですよ。そのためにみんな好きな人には積極的に告白したり、合コンだのナンパだのやってる訳じゃないですか。彼氏という結果だけをただただ待っているだけでは到底目標には追いつかないのです。誰でもいいから彼氏が欲しい、好きな人とじゃなきゃ付き合いたくも結婚もしたくない、そのどちらにせよね。


つんく♂師匠という私にとって理想の大人むしろ神がいるのですが、彼は「カジュアルお見合い」という新世代の結婚観を提示してくれました。師匠は真剣なお付き合いをするという約束で友達に女性を紹介してもらい、その方とそのまま結婚してしまったのです。モーニング娘。を始めとするハロプロというアイドル集団に囲まれながら、芸能界という特殊な業界にいて、なおかつシャ乱Q時代にはどう考えてもモテモテだった彼が、です。師匠はやっぱりロックやで。


まとめとして。人にはそれぞれ能力がありますから、やっぱり恋愛に向かない人というのもいるんです。それはそれでしょうがない事で。ただ、それがそのまま「結婚できない」事に直結してしまいがちな今の世の中というのはやっぱり間違っていると思います。恋愛する能力と良い家庭を作る能力って全く別のものなんですから。まずは家庭を作って、それから恋愛を追体験するんだって良いじゃないですか。私はそれはそれで素敵だなとも思うのですが、どうなんでしょうかね。


ちなみに私には石川梨華さんがいるので大丈夫です。大丈夫です、の意味がわからないけれど。