それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

HKT48 vs NGT48さしきた合戦 #7 ここ一番で輝け! プレッシャークイズ感想

今回のさしきた合戦は「ここ一番で輝け! プレッシャークイズ」という、簡単なゲームをチーム全員が成功させなければいけない企画。この手の企画は過去のアイドル番組においても鉄板ネタだったけれども、今回も期待に違わぬ出色の出来となっています。とにもかくにもアイドルが「本気」で心を揺さぶられている様が面白いので、バラエティ慣れしていないNGTだったりドラフト2期生に見せ場という名のチャンスがごろごろ転がっている現場でありました。

1st ROUND 「80cm塀超えハイジャンプ!」

80cmの壁をジャンプして超えるだけの映像がこんなにも面白くなるのがアイドルの特権。乃木どこの運動オンチ決定戦における走り高跳びもレベル高かったけど、こちらも負けてない。NGTはやっぱりおかっぱちゃんこと高倉萌香さんに触れざるを得ない。高倉さんは知れば知るほどかわいくなくなっていく天然具合が「本物」の凄みを感じさせる逸材。AKBのハピネス教こと佐々木さんに通ずる、いじっちゃいけない類の狂気。でも、我が愛する須藤凜々花先輩には「センターとしての立ち振る舞い」についての苦悩を吐露し涙するような責任感の塊でもあり、センターに立つ資質もビンビンに感じさせてくれる、目が離せない存在であるのです。HKTは今村麻莉愛先生を泣かせにかかる指原先輩がさすがすぎて愛せる。村重さんや松岡さんが今村さんを励ます中、さっしーだけは「今みんないけてるから」「ドーナツ食べたいまじで食べたい」「NGTみんな飛べたから」と小6の少女を煽りたてて追い込みをかけるという鬼畜っぷりを披露。そしてそのキラーパスに対してきっちり号泣というゴールを決めた今村さんに拍手。宮脇咲良師匠に関しては、運動音痴ネタを自分のものにできていてさすがの安定感。乃木坂の生田さんに通ずるコメディエンヌっぷりが至宝。2人とも天才であり天然なんだけど、もはやその天然っぷりも自己プロデュースできてしまっている怪物性に共通点を見出しているので、2人の共演が見たい今日この頃。

2st ROUND 「支えろチームの思い! お盆で空き缶タワー」

HKTが優秀なのは、メンバーが指原莉乃という天才司令塔の意図を感じ取り、自己の成長に繋げていくその学習能力。この第2回戦目にして「今村さんを泣かせる」団体芸を実行して見せる太田プロ魂が垣間見えました。1回戦では持ち前の優しさを見せていた村重杏奈さんも、今回はお盆を持つ今村さんに対して執拗に「震えてない? 震えてるんじゃない? 麻莉愛しっかりして! ピシっとして」と的確なディスを披露。年齢と経験を重ねて、しっかり番組の流れに沿った盛り上げ方ができるようになった彼女はこれからが伸び盛り。あと松岡はなさんが缶を倒して立ち尽くして泣いてる姿がクソカワイイのと、失敗した原因を問われた今村さんが「村重さんがいっぱい声だしたせい」だと、早くも団体芸のオチをつけていたのが末恐ろしい。

Final ROUND「風船しりとミントン!」

今村さんの「ダイコン…じゃなくて、だ、ダイ! ヤッター!!」の件が奇跡的な面白さ。これはもう映像を見ていただくしか面白さは伝わらないと思います。子どもと動物には敵わないの典型的な例でございました。

 

(2016.02.22放送 HKT48 vs NGT48さしきた合戦 #7)