それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

7.5冬冬モーニング娘。ミニ!


歌詞カードの高橋さんの写真がどうにもこうにも気になった。何かに似てるんだけど、どうもピンとくるものが出てこない。なんだろう。


01.歩いてる


ある雑誌がこの曲を「モーニング娘。とファンの間だけで世界観が閉じている曲だ。」と酷評していたよと、友達が教えてくれました。確かにアレンジの弱さがどうしても隠し切れませんが、そこまで悪い曲だとも思いません。現につんく師匠バージョンでは、同じ曲だとは思えないくらいのくどさが溢れ出ています。一方、娘。バージョンではPVのイメージと相まって、非常に爽やかな仕上がりになっていますよね。要するにシンプルでくせがないので、歌い手の持ってる性質みたいなものが伝わりやすい楽曲なんじゃないのかなと。「青空がいつまでも続くような未来であれ!」と同系統の曲だと思うんですが、個人的にはこちらの方が好みです(CD音源では)。


閉じてるか閉じてないかで言ったらそりゃこちらも閉じてるんですけども、ふと辺りを見回せば「めちゃめちゃ好きやっちゅうねん」とか「いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺」とか、一体どこの世界に開かれてるんだかわからない曲っていっぱいあるんですよね。汝、隣人を愛せよ精神で頑張って理解していこうと思います。


02.キラキラ冬のシャイニーG


それにしてもつんく♂という人は何故こうも次から次へとアイドルポップスが書けちゃうんだろう。考えれば考える程、変態だとしか言いようがない。先日、後輩とタンポポのPV集を見て、そのあまりの完成度に改めて驚愕した。Berryz工房にしろ℃-uteにしろ、なんだかんだでファンに訴求力を持つ楽曲を送り出しているのはつんく♂その人である。「乙女は毎日のラブコール」まで書けるおっさんはこの世にまだまだいるだろうけど、その後に「フェイシャルとストレッチ」と続けられるおっさんはやはりつんく♂を置いて他にいないんじゃなかろうか。考えれば考える程、変態だとしか言いようがない。


全編通してれいなの匂いがする歌詞で、ぶりぶりした中にも随所に田中さんらしさが伺えた。中でも「私より好きで居てね」という一文は「田中れいな」というキャラクターを端的に表す名キャッチコピーだと思う。やっぱりつんく♂は変態であるけれども、やっぱり見てるとこ見てるよね。


03.雪/愛×あなた≧好き


どちらのイメージが先に出来ていたかはわからないけれど、確かに「冬のラジオでかかってそうな曲調」だし「そういう曲をかけてそうなラジオ番組」だった。Aメロが好きだなぁ。高橋さんの声質にあった曲だねこれ。将来、愛ガキコンビでディナーショーとかやることがあれば、この曲すっごい映えそうだなぁ。ガキさんは「とっても素敵な声ですね」の返しで「ありがとございます」の言い方が若干かわいかった。若干て。


04.寒いから冬だもん!~どうもこうもないっすよミキティ


かの中澤裕子さんは、ライブのMCにて「歳を経る毎に性格が丸くなっていくのが嫌だ」と語っていたらしい。モーニング娘。の狂犬こと藤本さんも、ちびっ子達と楽しそうにお歌を歌うまで調教が施されてしまった。それはまるでスッキリ!!でいけすかないコメンテーターの言動に作り笑顔で対応する加藤さんの様。未だに狂犬の狂犬たる牙は残っているのだろうか。それでなくても、最近のハロモニやライブでの柔和で穏やかな笑みをたたえた表情に、ドキッとさせられているというのに。そこに「何か」を勘ぐって怖くなってしまうので、藤本さんにはまだまだ孤高の狼たる精神を携えていて欲しいなぁとも思う。でも、僕は今の藤本さんが、すごく、好きだ。僕の、世界の中心は、君だ。


05.コタツの歌~jyuken story~


こういうタイトルを持ってきた時はマジな曲だというジンクス通り、どのアルバムに入ってても見劣りしないであろう良曲になっている。吉澤さんの声質に合う曲って実はあんまりない様に思うんだけど、この曲は無理なく声出てるし、良い感じ。あとアレンジは常にこれくらいのレベルは保ってて欲しいかなぁ。


06.わ~MERRYピンXmas!


まぁ色々言葉を重ねてこの曲について語ることも出来るんだけど、それに何の意味があるというのだろう。曲のインパクトにごまかされがちだけど、メリー「ピンク」クリスマスってそれ、ただのダジャレじゃん。ただのオヤジギャグじゃん。2006年ももう暮れていくというのに、なぜダジャレに一喜一憂させられなきゃいかんのか。あと、ダジャレはまだ理解できるとして、「わ~」に何の意味もないのもどうなんだ。考えれば考える程、つんく♂が変態だとしか言いようがない。お前男の中の男だよ。って自分で書いてて何が言いたいのかわかんなくなっちゃった~。わ~


特典DVD


武道館ライブは生で見に行ってたんだけど、あまりの素晴らしさにDVDで再確認するまで感想は書けないなぁと思ってて。で、早速ライブDVDを購入して食い入る様に見ているので、年内には感想を書き殴ろうと思っています。なので、このライブ映像については改めてそちらの感想でまとめて書こうと思います。ただ、一点だけ気になった所を。


踊れ!モーニングカレー」にて、道重さんと久住さんがお互いのマイクを向け合って歌うというピンクレディ歌唱を披露しているのですが、この時の道重さんの表情が絶品。シングル「歩いてる」がオリコン1位を獲得した事でピンクレディの記録を抜き去り、モーニング娘。が歴代アイドルの頂点に位置する事となった訳ですよね。その直後のツアーでピンクレディ歌唱を披露するっていう事のすごさっていうのもあるし、平成のピンクレディこと、さゆ&小春のこのパフォーマンスは一見の価値ありです。道重さんがなんとも言えない不思議な表情をしてらっしゃるので。ライブDVDでは、このシーンは若干引きの画になっているので、ぜひこの特典DVDの方でご確認下さいませ。