それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

乃木坂工事中#51 齋藤飛鳥・独り立ち計画 初めての○○ 感想

 めちゃくちゃ大人っぽいのに、未経験のことがあまりにも多い齋藤飛鳥さん(17)の独り立ちを目指すこの企画。全体的に内村プロデュースにおける「出川哲郎の初めての○○」仕立ての爆笑VTRのオンパレードとなっておりました。世の17歳といえば思春期真っ盛りの時期。親離れをしたくてしたくてしょうがない世代かと思いきや、初っ端から母親に確認しないと買い物できないという甘えんぼ気質を露呈。超可愛い。握手会で身につける猫耳の色すら母親に聞くらしい。っていうかむしろ、猫耳の色を決められる母親の特殊性の方が際立っちゃってる気もするけども。

そして個人的には最大級の衝撃暴露。「朝ごはんを食べさせてもらっている」。凄くね、これ凄くね。毎朝口までご飯を運んでもらってるんだよ。貴族か。ってツッコもうかと思ったけど、貴族ですら自分で食べるよね。っていうか自分で食べたがるよね。何か割とさらっと流れていったけど、これ、やばいよね。なんて表現したらいいかわからないけど、なんか自分の中の隠された性癖すら呼び起されてくる気がして慌てて心に押し込めちゃう感覚。缶ジュースを開けられなかった話なんて霞むよマジで。でも、高校生になってお母さんと一緒に初めて缶のふたを開けたエピはちょっとほっこり。

 

缶切りと栓抜きは最近の子は出来ないんじゃないかな。缶詰めも最近はプルトップ(プルタブ?)付きのが多いだろうし。案の定、他メンバーも結構出来なかったし。ここはジェネレーションギャップなのかも。

 

そして当然のようにご飯を炊いたことがない飛鳥さんに料理をさせてみようのコーナー。今回はチャーハン作り。初期生田さんも料理経験のなさから伝説の卵料理を創りだしたわけなので、期待大。「初めてのチャーハン」ということで買い物から全て1人でやり抜くVTR構成。惚けて眺めてて感じたのは、色々通り越し過ぎてて、もはやオシャレっていうこと。時間かけて作った後に「(ご飯が)超カタい。味は美味しいけど私カタいご飯嫌いだから。(チャーハンは)パラパラが良いって聞くけど、私はグチョグチョ人間なので。好みではないけど。大成功です」っていう、感想が狂気っていうかカオスでアートだなと思いました。

 

ここまでくると荷造りやってもらうなんて情報は些細なことで、風呂場前で立っててもらうのもご愛敬。「今日は疲れてるので話しかけないで」っていう連絡が家に入るなんてドMには最高のシチュエーションも提供していただき。ラストはお母さんとお電話で状況確認。お粥が好きっていうグチョグチョ人間っぷりは遺伝だっていうこともわかりつつ、お母様の愛情が伝わってくるとってもほっこりするやり取りでした。飛鳥さんはクールだったり大人っぽかったり甘えん坊だったり熱かったり醒めてたり、猫みたいに追いかけるとするっと逃げ出していきそうな危うさというか儚げな存在感を纏っている女性だと思っていたけれど、やっぱり中身は愛情に包まれた17歳の子供であって。そんな彼女の成長こそが、きっと乃木坂の「次」とぴったり重なってくるテーマになり得ると思うので、楽しみに観ていこうと思うのです。

 

(2016.04.10放送 乃木坂工事中#51 齋藤飛鳥・独り立ち計画 初めての○○)