それにはあまり意味がない

自由に生きて、強く死ぬ。

『教育』/東京事変

教育

 このところずっとこのアルバムを聴いている。待ちに待った椎名林檎率いる東京事変の新譜であったが、期待以上だった。全編通してのストーリー性、雰囲気共に心地良い。切なさというか、どこか死を予感させるような雰囲気を漂わせながら、バンドとしてのパワーがそれを打ち破っていくような感覚。椎名林檎という多少毒気のある材料が、東京事変という形態によって再構築された感じ。あからさまなテンションの高さというか、楽しんでる感は聴いていて嬉しく思う。演奏時間も丁度良く、何度もリピートしてしまう。

 歌詞はさすが椎名林檎、といったところである。歌詞を解釈していくとおもしろそうだ。時間があるときにここに書いてみるのも気恥ずかしくて良いのか。